1Q84 雑感
トレンドウォッチャーとしては、
村上春樹 『1Q84』 Book3 について触れておくべきでしょう。
発売日に品切れで店頭に並ばない、というウワサが
多くの書店で現実となりましたが
わたしは予約していたため4月16日に購入でき、
6日後の22日に読了しました。
仕事や家事をしながらですから、いいペースで読めた感じです。
それにしても大作でした。
この小説を読んでいない人にひとことで内容を伝えるとしたら
どう伝えればいいのだろう、と考えましたが
『スリルとサスペンスに満ちたファンタジックなラブストーリー』
とでも表現しておきましょう。
随所に社会時評のような部分もあり、
村上春樹ならではの印象的な比喩もあり、
独特な登場人物や不可解な出来事にも翻弄されるのですが
難解とか、読みにくいということはまったくなく、
イマジネーションを刺激され、引き込まれて読んでしまう作品でした。
まだ読んでいない方もいらっしゃるので
ストーリーに触れることは避けますが
村上ワールドは健在だ、と実感させられました。
さらに続編が出てもおかしくない終わり方ですので
Book4 サプライズがあることを期待したいと思います。
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