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武蔵小金井駅南口の近況。

若いころ、武蔵小金井に勤務先があった。わずか6年ほどだったが、非常に「濃い」日々を送らせてもらったように思う。その会社は経営危機に陥って、わたしが辞めた数年後に消滅してしまったが。

旧小金井街道とJR中央線の交差する踏切は、当時も「開かずの踏切」と呼ばれ、渋滞の元凶だった。最近は中央線高架化のおかげで、円滑な交通が確保された。地元にとってはありがたいことだろう。かつて分断されていた線路の南と北も交流が進むに違いない。

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中央線の高架の向こう(北口)に以前からある西友と長崎屋の塔屋看板が見える。こちら(南口)にはイトーヨーカドーとショッピングセンターが出来た。まだ駅前が整備中のせいか、どうも人の流れが落ち着かない。商業施設としては、もうすこしの辛抱だろうか。

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南口に昨年オープンしたショッピングセンター「アクウェルモール」。もともと地元で商売していたお店もあれば、チェーン店もある。撮影したのは日曜日の午後5時半くらいだが、もうすこし人がいてもいいような気がする。不景気のせいもあるか・・・

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モダンでおしゃれな駅舎が見えるタクシー乗り場。夕闇に包まれようとしているが、タクシーの運転士さんたちは長い客待ちに疲れているように見える。どこの駅でもそうだが、客待ちタクシーのアイドリングは環境によろしくないと思う。夏は暑く、冬は寒いから、仕方ないといえば仕方ないのだが。電気自動車の普及に期待したい。

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ターミナルの向こうには建設中の文化施設。隣はこじんまりしたショッピングセンター。通勤通学の人たちが足早に通り過ぎていく。文化施設でコンサートやイベントがはじまれば、少しは小金井以外から訪れる人も増え、街に活気が出てくるのだろう。今後に期待しよう。

それよりも気になるのは、小金井街道沿いの商店街だ。以前はにぎやかで表情豊かな商店街だったが、開発に歩調を合わせるように個人店が激減した。見渡せばほとんどがチェーン店である。こうなると以前のような「大売り出し」や「サンバカーニバル」も出来ないだろう。チェーン店は地元の振興など眼中にないからだ。組織化もしにくい。彼らは利益が上がれば商売する。儲からなければ撤退する。住民や消費者のコミュニティなど関係ないのだ。

駅前再開発という「夢」が実現しつつある今、その「影」の部分がわたしたちを包囲しはじめているのではないだろうか。これは武蔵小金井駅南口に限ったことではない。都心や多摩でよく見かける現象、ゴーストタウンへの入口なのである。誰もが、かつてコンビニだった廃墟のような建物を見たことがあるだろう。あれが結末だとしたら、あまりにも悲惨だ。

しかし、まだ遅くないと思う。地元を愛し、地元に存在し続ける店舗や消費者を大切にしなければならない。それこそ街づくり、地域振興の基礎だと思うのだ。 

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